事例紹介

二上射水神社の築山行事築山幔幕復元新調工事

<工事名>二上射水神社の築山行事築山幔幕復元新調工事

<工事期間>令和4年7月1日~令和5年3月31日

<概要>

毎年4月23日、二上射水神社の春季例大祭の日に行われる二上射水神社の築山行事では、境内の三本杉と呼ばれる大杉の前に臨時の祭壇が築かれる。臨時の祭壇には、神を迎える祭祀形式で、曳山の原初形態ともいわれる。斧をかかげた天狗が立ち、時国、増長、広目、多聞の四天王が置かれ、祭壇の周りには桜や木蓮の造花が飾られる。経年の使用により相応の劣化がみられる。繊維の断裂が各所でみられ、経年の劣化状況から鑑みて部分補修を行ったとしても補修を行ったところから断裂が生じてしまう懸念が大きいことから復元新調とする。

<工事概要>

新調作業
〈顔料〉製版→表刷込み→裏刷り
〈本染〉製版→仮写し→本写し→型糊置き→筒糊置き→染色→色止め→水元作業→乾燥→縫製

◆紫無地幕3張 完成
◆梅鉢紋幕 長2張、短1張 完成
◆松竹梅幕 1張 完成
◆唐草幕 4張 完成
◆麻の葉幕 1張 完成

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