<工事名>伏木曳山祭 旧本町上山高欄朱塗り箔押修復工事
<工事期間>令和4年5月22日~令和5年3月31日
<概要>
旧本町花山車は天保年間~昭和3年頃までに高欄彫り物が制作されたことが示されている。近年は高欄全体を数十年に数回部分的な塗り直しが行われただけで、経年劣化で退色が進み色褪せた状態になっている。また、高欄壱の段の地覆、平桁の木部のぐら付きや曲がりが酷く、組立て時に各所への負荷もかかり、それに伴い漆面が割れ状態である。
<工事概要>
・木部修理作業
高欄弐の段 擬宝珠柱の補修 欠損・紛失部は既存のパーツを参考に型紙で型をおこし復元新調。
高欄壱の段 左側架木・右側架木の補修
高欄壱の段 後屏(架木・束)の補修
高欄壱の段 後屏(擬宝珠柱・平桁)の補修
高欄壱の段 後屏(平桁・彫刻)の補修
高欄壱の段 各所の割れ部材の補修
高欄壱の段 擬宝珠柱の補修
高欄壱の段 地覆・平桁・束の復元新調
高欄弐の段 後壁袖の地覆新調・地覆の補修
高欄弐の段 後壁袖の飾り板の復元新調
高欄弐の段 擬宝珠柱や平桁の接ぎ木補修
高欄弐の段 後壁の下部板の新調
・漆工塗り箔作業
木地調整・下地作業
下塗り作業
中塗り上塗り作業
箔押し作業
彩色洗浄、塗り補修作業
組立て作業・各部材を組立て、完成。