<工事名>令和4年度 二番町御車山鉾留棹新調工事 完工
<工事期間>令和4年5月6日~令和5年3月31日
<工事概要>
■車輪の修繕
劣化により車輪大外の鉄輪に緩みがあり、山車の曳き回しに支障がある
・大外部分の木部補修
・焼き嵌め
鉄輪を加熱して車輪に嵌め込み、水槽で急速冷却して収縮させる焼き嵌めを行った。
■花挿し台の新調修繕
山車上部に取付ける花挿し台は、芯が長い竹素材の花を放射状に挿して取り付けるため、大きな荷重がかかって傷みが生じていた。花挿しの溝の幅は均一でなく、花の芯材の先端が心柱に接触して傷付けてしまう構造となっていた。
・新調製作
花の芯材先端が心柱と接触しないように穴の内側に壁を残し、36本の花を差し込む溝を鑿(のみ)で彫って制作、上部に板を取り付けて既存の金具で固定した。